「レゲエの神様」ボブ・マーリー。レゲエを世界に広めた功労者としての生き様は、現在も人々に影響を与え続けています。
ボブ・マーリーはジャマイカに生まれ、自然回帰主義「ラスタファリアニズム」に傾倒します。エチオピアを聖地とするその教えは、彼をやがて憧れの地であるエチオピアへと向かわせることとなります。
彼の思想に反対する者たちに襲撃されたわずか2日後、彼はライブ会場に現れ「悪人は休まない。だから私も休まない」と言い、予定されていた通りにライブパフォーマンスを行いました。
また彼は、彼自身の平和活動により、故郷ジャマイカの2政党の争いに巻き込まれ、亡命を余儀なくされます。長い年月を経てジャマイカに舞い戻った彼は、2政党の党首をライブ会場に招待しました。そこでボブは二人を壇上に上げ、握手させたのです。引きつる彼らの表情とは対象的に、してやったりと笑顔を見せるボブの姿は、多くの人々の胸を打ったことでしょう。これは彼の寛容さ、そしてカリスマ性を証明する逸話として、語り継がれています。
彼のレゲエは「嘆き」から生まれたと、彼自身が語っています。それを考えると、不思議なものですね。嘆きや悲しみから生まれた歌は、人々に悲しみを与えなかった。彼の歌が人々に与えたものは、勇気、希望、そして敵をも許す、深い愛だったのですからね。
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